紀州南高梅 梅農家 梅農園の様子
2018.02.20
今日は、ポカポカ陽気のいいお天気ですね。
こちらの畑は、梅の花はあまり咲いていなくて
一分咲きぐらいです。
ポカポカ陽気の畑で、今日は剪定をしています。
私の役目は、枯れている木を一本、一本切っています。
気が遠くなるぐらいの枝の本数を切っています。
その後、主人が仕上げていきます。
剪定とは、梅の実に太陽が当たるように、
また、枝によって実が傷つかないようにと、
梅の実がこの枝になるだろうとイメージをしながら、
切っています。
木が高いので、高枝鋏を使っています。
一本、一本の枝を切っています。
「桜切るバカ、梅切らぬバカ」という言葉があるように、
梅の木は剪定をしないと、木が茂り過ぎて実がならなかったり
実が付き過ぎたりします。
また、剪定をしないと、葉への日当たりや風通しが悪くなり、
害虫が発生しやすくなり、返って樹勢が衰えることもあります。
なので、大事な作業になります。
花が咲くまでにします。
10時になると、ミツバチ🐝ちゃんが飛んできます。
私達、梅農家にとっては、ミツバチ🐝がなくてはならない存在です。
なぜならば、南高梅は、自家授粉が出来ない為、
ミツバチ🐝によって、授粉をします。
なので、この時期、ミツバチは大事な大事の存在なのです。
ミツバチは、朝10時頃から15時ぐらいまで、巣から出て
きて飛び回ります。
この時間帯がとても大事です。
「ミツバチ様、どうぞ宜しくお願いしま~す。」という想いです。
梅の花が咲いている時、今日みたいな温かい陽だと
よくミツバチも働いてくれるのですが、すごく寒い日だと
ミツバチは動かないので、授粉が難しくなります。
なので、この時期の花が咲いていて、
ミツバチがよく働いてくれて授粉をしてくれるかが、
豊作、不作の分かれ目になります。
花が咲いている日が多ければいいのですが、
雨が降ると一瞬で散りますので、絶妙なタイミングが
揃って梅の実がなります。
今、生きてるというのも奇跡の連続ですが、
作物を作るのも、奇跡の連続でなりたっているように
思います。
ミツバチちゃん、ありがとう~。
ミツバチちゃんの、10時出勤を待って、写真を撮りました。
写真をとっている横で何匹もぶんぶん飛んでいました。
ミツバチちゃん、「私にささないでね~。」
一年を通じて、一本、一本、梅の木、
一粒、一粒、梅の実を大事に育てています。